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伝承 藤おと祭り
概要
でんしょう ふじおとまつり
令和4年度で閉校になった、藤尾小学校の記念事業も兼ねてスタートした「伝承 藤おと祭り」。8月中旬に、金津小学校を会場に藤尾地区に伝わる金津七夕や藤尾盆踊り、北根の田植え踊りが披露されます。藤尾地区振興協議会町おこし委員会と金津七夕保存会と地域の各団体による「藤おと祭り実行委員会」が主催者となっています。
住所
角田市尾山地区
電話(お問い合わせ)
0224-63-2131 藤尾自治センター
詳細
【藤尾の盆踊り】とは
角田を代表する盆踊りといえば、藤尾の盆踊りです。そのルーツは、一遍上人の念仏踊りにあるとされ、700年近い年月を伝承され永々と地域に受け継がれてきたものです。昭和22年に藤尾盆踊り保存会が設立されて以降、第1回宮城県盆踊り大会優勝を皮切りに数々の栄誉に浴し、今もなお踊り継がれている。
【北根の田植え踊り】とは
約200年前に黒川郡から伝わったと言われている豊作を祈願する踊りです。
【金津七夕】とは
370年の伝統を誇る金津七夕は、宮城県指定民俗文化財風俗慣習となっており、県下では他に類例のない貴重な民俗行事である。6歳から15歳までの児童(以前は男子のみ)が町ごとに子供組を組織し、それぞれの組の中心となる宿の前に「カラオクリ」と呼ばれる色紙・短冊・吹流し・提灯などをつけた竹飾りを立て、夕方6頃から子供組ごとに隊列を組み、提灯をかざして大将の拍子木に合わせて全員で新古今集に収められている短歌の一首「七夕の と渡る舟の 梶の葉に いく秋かきつ 露の玉づさ」を唱和しながら、金津の町を何度も練歩きます。七夕の竹飾りを「カラオクリ」とよんでいるのは「空送り」であり、「本送り」である提灯行列に対しての呼称であることから、この七夕は「星祭り」的行事ではなく、むしろ邪霊を鎮送する送り行事であるとされています。