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横倉古墳群
概要
よこくらこふんぐん
横倉馬場内の愛宕神社から花島川端の若宮八幡神社あたりにかけての延長約2kmに及ぶ丘綾尾根上に築造された古墳群で、長泉寺4号墳と双璧をなす全長66mの吉ノ内前方後円墳を主墳に、大小約70基(現在48期に減)の円墳と横穴墓群を伴う大古墳群である。
相次ぐ発掘調査の結果、5世紀初頭から6世紀にかけて築造された古墳群であると推測されている。前方後円墳に南接していた吉ノ内1号墳は、直径約30mの円墳で1985年夏に発掘調査された。
この古墳は塩竈式土器を出土する住居跡の上に築造されたもので、主体部は盛土内にあり木棺直葬であったが、青銅製の鏡や馬鐸、鉄製の剣・斧・鎌・刀子・竹製の櫛、石製模造品など副葬品が豊富に出土し、吉ノ内前方後円墳の成立年代や性格を知る上で貴重な手がかりとなった。
住所
宮城県角田市横倉字前沖・字左関・字馬場内・字吉ノ内・花島字三森
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電話
0224-63-2221(角田市教育委員会生涯学習課)