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勝楽山 高蔵寺(こうぞうじ)
更新日:2024年6月25日更新
勝楽山 高蔵寺
徳一菩薩の創建
阿武隈川の下流、角田市の西方に位置する高蔵寺は、西暦819年に徳一菩薩が創建したと伝えています。寺は、渓流沿いに僅かに入った三方が山に囲まれた清閑なところです。境内の杉や裏山のかやの林は、数百年を経た古木で他に見ることの出来ない程の特異な景観を呈しています。
宮城県最古の木造建築物
高蔵寺阿弥陀堂は宮城県最古の木造建築で、平安時代の治承元年(西暦1177年)の建立と伝えられます。平安時代の建造物は、現在全国で26か所しか残っておらず、東北地方では、平泉の中尊寺金色堂、福島県白水の願成寺阿弥陀堂とともに現存する数少ない貴重な文化遺産です。
この阿弥陀堂は、昭和25年には堂内に安置された阿弥陀如来坐像とともに、重要文化財に指定されています。
阿弥陀如来坐像
像高2m70cmですが、背後の飛雲光背を合わせると全高5m18cmにもなる巨大な像です。現在はほとんど漆黒色ですが、昔は金色に光輝いていたものといわれています。一部の補修箇所はありますが、当時の姿のまま800年の歴史を今に伝えるとともに、全国各地から信仰を集めています。
お灯明代
個人:500円
※拝観をご希望の方は事前に下記までお問い合わせください。
交通のご案内・お問い合わせ
高蔵寺地図<外部リンク>