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阿武隈急行線の存続を求める決議
更新日:2024年9月26日更新
宮城県柴田町と福島県福島市を結ぶ阿武隈急行線を運行する阿武隈急行株式会社は、人口減少による利用者の減少に加え、令和元年東日本台風や令和4年3月の福島県沖地震等の度重なる自然災害、新型コロナウイルス感染症の影響、更には施設の老朽化に伴う修繕費等の増加により、経営状況は非常に厳しいものとなっている。
このような状況を踏まえ、阿武隈急行株式会社の赤字拡大を抑制するための抜本的な経営改善方策を議論するため、令和5年3月に阿武隈急行線在り方検討会が設置された。これまで6回の議論がなされており、バス転換についても検討が進められている。
阿武隈急行線は、角田市民のみならず、沿線自治体住民の通勤や通学、通院などの日常生活に欠かすことのできない鉄路であり、観光や地域振興においても重要な役割を担っている。そのため、本市の財政状況が厳しいことは十分認識しているものの、引き続き関係自治体及び関係機関などの協調の下に経営支援を行うとともに、現在の鉄路を維持し、仙台駅直通便を存続させ、阿武隈急行株式会社や沿線自治体などと共に、利用促進に向けた取組をより一層推進することが必要である。
バス転換による鉄道の廃止、仙台駅直通便の廃止は、角田市民と沿線自治体住民の利便性を大きく低下させ、更なる利用者離れの要因となり、地域そのものが衰退へ向かうことが強く危惧される。阿武隈急行線は、道路や橋、河川整備、上下水道と同じ重要なインフラであり、角田市民と沿線自治体住民の生活に必要不可欠なものである。
よって、角田市議会は、阿武隈急行線の存続を強く求めることを決議する。
令和6年9月26日
宮城県角田市議会
このような状況を踏まえ、阿武隈急行株式会社の赤字拡大を抑制するための抜本的な経営改善方策を議論するため、令和5年3月に阿武隈急行線在り方検討会が設置された。これまで6回の議論がなされており、バス転換についても検討が進められている。
阿武隈急行線は、角田市民のみならず、沿線自治体住民の通勤や通学、通院などの日常生活に欠かすことのできない鉄路であり、観光や地域振興においても重要な役割を担っている。そのため、本市の財政状況が厳しいことは十分認識しているものの、引き続き関係自治体及び関係機関などの協調の下に経営支援を行うとともに、現在の鉄路を維持し、仙台駅直通便を存続させ、阿武隈急行株式会社や沿線自治体などと共に、利用促進に向けた取組をより一層推進することが必要である。
バス転換による鉄道の廃止、仙台駅直通便の廃止は、角田市民と沿線自治体住民の利便性を大きく低下させ、更なる利用者離れの要因となり、地域そのものが衰退へ向かうことが強く危惧される。阿武隈急行線は、道路や橋、河川整備、上下水道と同じ重要なインフラであり、角田市民と沿線自治体住民の生活に必要不可欠なものである。
よって、角田市議会は、阿武隈急行線の存続を強く求めることを決議する。
令和6年9月26日
宮城県角田市議会
阿武隈急行線の存続を求める決議は、9月26日の本会議において、全会一致で可決となり、同日、市議会を代表して馬場議長から黑須市長に決議文を提出しました。