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宇和島藩三代藩主 伊達宗贇(むねよし)甲冑披露 9月27日~11月9日
青年期の宗贇の甲冑、角田石川家初代昭光が大坂の陣で着用の兜を披露!
寛文5年(1665)仙台藩主三代伊達綱宗の三男として生まれ、2歳の時、跡継ぎのいなかった角田館主石川家の養嗣子に迎えられた弁之助。元服し、名を主馬宗昭と改め、石川家の一人娘玉千代と縁組。石川家五代への道を歩んでいました。しかし、貞享元年(1684)20歳の時、宇和島伊達家の養嗣子に請われ、石川家を去り宇和島藩主三代伊達宗昭(宗贇(むねよし))となりました。今回披露の甲冑は、石川家が青年期の宗贇にあつらえたもので、兜は石川家初代昭光が大坂の陣に着用したものです。この度、所有者様のご高配を賜り石川家の遺宝ともいえる甲冑を公開いたします。ぜひ、この機会に貴重な甲冑をご覧ください。
当館所蔵の古文書から、角田石川家時代を中心に宗贇(むねよし)を取り巻く人々の想いをたどります。
展示資料
<甲冑>伊達宗贇所用 黒漆五枚胴具足 桃山~江戸時代初期(個人蔵)
<古文書>伊達遠江守宗昭書状石川大和宛(宝永6年ヵ)7月22日ほか全8点(当館蔵)
<書画>伊達綱宗画「釈迦・文殊・普賢図」、三沢初子書「狭衣物語」(当館蔵)
<パネル>大坂夏の陣図屏風右隻(原資料:大阪城天守閣所蔵)、宇和島城下絵図屏風(原資料:宇和島市立伊達博物館所蔵)
体験コーナー
【宗贇所用甲冑実物大パネルと記念撮影】
宗贇(むねよし)の体格は大柄だったようで宇和島伊達家に残る宗贇の甲冑は、まれに見る大きさです。「伊達宗贇所用 桜鋲紺糸威黒塗具足」の実物大パネルと並んで大きさを体感してみよう!(原資料:(公財)宇和島伊達文化保存会所蔵)
【戦国武将家紋切紙】
戦国武将の家紋切り紙に挑戦してみよう!
スペシャルイベント「月夜のナイトミュージアム」10月4日(土曜日)・5日(日曜日)
この2日間は17時から20時まで夜間も開館。お月見とともに館内見学と体験をお楽しみください。4日(土曜日)18時からは「雅楽鑑賞会」を開催します。ぜひみなさんでお越しください。詳しくはこちら「月夜のナイトミュージアム」
ご案内
角田市郷土資料館秋季催事「宇和島藩三代藩主 伊達宗贇甲冑披露」
会期:令和7年9月27日(土曜日)~11月9日(日曜日)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)・10月14日(火曜日)・11月4日(火曜日)
開館時間:9時~16時30分
入館料:無料