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角田市郷土資料館 常設展示
旧氏丈邸(きゅう・うじじょうてい)
[店蔵]
通りに面した土蔵造り海鼠壁の重厚な2階建ての蔵で、明治初期の建築。1階は、漆塗りで欅の大梁は目を見張るものがあります。
[座敷]
上段の間は、杉四方柾の床柱、新座敷は、良質の杉材を多用し、蔦蔓透彫りの欄間に付け書院の障子と当時の職人の腕の確かさを伝えています。
[浴室]
大理石のお風呂場。窓には青い鳥が印象的なステンドグラスがあり、大正期のモダンな雰囲気が漂います。
[表門・庭]
表門や石燈籠は角田城から移築したと伝えられ、表門の復元規模は現存する薬医門形式としては県内屈指を誇ります。
米蔵展示室
敷地内に残る2つの米蔵を利用して郷土資料の展示を行っています。
ただし企画展の際は、随時展示内容を変更します。
考古資料
角田市内の縄文時代から中世までの各遺跡から出土した遺物と写真・パネルを展示しています。
[主な展示品]
縄文時代:梁瀬浦遺跡(縄文土器・土偶)
弥生時代:鱸沼遺跡(弥生土器・人面土器)
古墳時代:吉ノ内1号墳(青銅製馬鐸・捩文鏡)
奈良時代:角田郡山遺跡(軒丸瓦・円面硯)
鎌倉・室町時代:田町裏A遺跡(連歯下駄・枡・陶硯)
ほか、多数展示
角田館主石川氏関係資料
石川氏は、石川昭光が慶長3(1598)年に角田に入封して以来、明治維新に至るまで14代270年の間、角田館主として今日の角田の基礎を築きました。展示している資料も伊達家一門筆頭の家格にふさわしい品々となっております。
[主な展示品]
黒漆五枚胴具足・笹竜胆紋大馬印
火縄銃・鞍・鐙・陣貝・白絹地母衣
朱漆伊勢海老図盃 角田要害図・両外人屋惣指図
ほか、多数展示