本文
モニタリングポストが設置されました
空間放射線量率を確認することができます
東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能問題に対する市民の不安を払拭するため、このたび文部科学省によって設置地点の空間放射線量率を監視・測定する可搬型モニタリングポストが市内2箇所に設置されました。
この装置は、内部の放射線検出器によって設置場所の地上1メートル地点のガンマ線の空間放射線量率を測定し、測定値は装置に備え付けられた電光表示器で確認することができます。
また、下記のリンクをクリックすることでウェブサイト上でも測定値を確認することができ、都道府県や市町村等を選択することで全国のモニタリングポストの測定結果を確認することができます。
設置場所は、市役所東庁舎前と陸上競技場南側の2箇所です。電光表示器の表示時間は午前7時から午後7時となっています。
電光表示器に表示される測定結果は単位時間当たりの放射線量で単位はμGy/h(マイクログレイ/時)です。
なお、μGy/h(マイクログレイ/時)はμSv/h(マイクロシーベルト/時)にそのまま読みかえることができます。
可搬型モニタリングポスト及び固定型モニタリングポストによる全国の空間線量率の測定結果<外部リンク>
GyとSvの関係について
モニタリングポストで測定された空間放射線量率は、電光表示器に「μGy/h(マイクログレイ/時)」の単位で表示されます。
この単位は、放射線や物質の種類によらず適用されるもので、放射線がある物体に当たった場合にその物体がどの程度の放射線を吸収したかを表すものです。
一方、角田市からのお知らせ等で皆さまがご覧になっている「μSv/h(マイクロシーベルト/時)」は、人体が受けた放射線による影響の度合いを表す単位です。
モニタリングポストで表示される「μGy/h(マイクログレイ/時)」から、角田市からのお知らせ等で使用される「μSv/h(マイクロシーベルト/時)」へは、以下に示された方法で換算することができます。
換算式:Gy×放射線加重係数(※)=Sv
※【放射線加重係数】(国際放射線防護委員会1990年勧告より抜粋)
エックス線、ガンマ線、ベータ線(電子線)など軽粒子…「1」
中性子(エネルギーによって違う)…「5~20」
アルファ線、重粒子線…「20」
人体が受けた放射線の影響は、その放射線の種類によって異なります。エックス線とガンマ線、ベータ線、電子線などは、ほとんど効果は同じですが、アルファ線や中性子線、陽子線の場合は同じ量のエックス線、ガンマ線に比べて、影響が強くなるため、加重係数も大きくなります。
【例】
モニタリングポストに表示された数値「0.134μGy/h」からSvへの換算
0.134μGy/h(マイクログレイ/時)×1(ガンマ線の放射線加重係数)=0.134μSv/h(マイクロシーベルト/時)