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各家庭・事業所での節電で地球温暖化を防止しよう!
現在、私たちの住んでいる地球は「地球温暖化」という深刻な問題に直面しています。この地球温暖化を防ぐために私たちができる事の一つが節電です。日常生活の中で、ちょっとした心がけで電力の消費を抑えることができ、二酸化炭素の排出を削減することができます。また、節電をすることは、電気使用量を減らすことにもなり、家計の節電にもつながります。
地球温暖化
地球温暖化の原因
私たちが日常使用している電力やガスなどのエネルギーの大半は、石油や石炭などの化石燃料を燃焼する事により得られます。そして、その化石燃料を燃焼する時には多くの二酸化炭素が排出されます。この二酸化炭素などを含む「温室効果ガス」が、地球から余分な熱を宇宙に逃がすことを妨げて、地球の温度を上げ、地球温暖化の原因となります。
地球温暖化により予想される問題
地球の温暖化が進むと次のような問題が発生すると考えられます。
- 海水の膨張と氷河が融け、海面が上昇し、低い土地や島が水没する。
- 気候変動により野生生物が絶滅する。
- マラリアなどの熱帯性感染症が拡大する。
- 内陸部の砂漠化や熱帯性の低気圧の発生が増える。
- 気候の変化により、穀物生産が大幅に減少し、食料不足が起こる。など
このような問題が発生しないようにするためにも、以下の項目を各家庭・事業所で実施してください。
1.家庭でできる節電方法
(1)エアコン
- 設定温度は控えめにする。
- 扇風機を併用し空気を循環させる。
- フィルターを定期的に掃除する。
- 室外機の周りはふさがずに、放熱しやすくする。
(2)冷蔵庫
- ドアの開閉は少なく、短く、詰め込みすぎない。
- 設定温度は適切に切り替える。
(3)電気ポット
- 長時間の保温はせず、必要な時に必要な分だけ用意する。
(4)照明
- 点灯時間を短くする。
- 明るさを控えめにする。
- 効率の良い照明器具へ取り替える。
(5)テレビ
- 見ない時には消す。
- 消す時は主電源をOFFにする。
(6)洗濯機
- 洗濯物はまとめて洗う。
- 衣類の乾燥は自然乾燥と併用する。
(7)炊飯器
- 食べる時間に合わせて炊き上がるようにする。
- 長く保温しないようにする。
- まとめて炊いて冷凍保存する。
(8)電子レンジ
- 温める時は時間設定を短めにし、様子を見ながら加熱する。
- オーブン調理中は、ドアを頻繁に開閉したり長時間あけないようにする。
(9)電気便座
- 便座の放熱を防ぐため、使用しない時は便座のフタを閉める。
- 長時間使わない時は電気をOFFにする。
待機時消費電力とは?
スイッチを入れていなくても、プラグをコンセントにつないでいるだけで電力は消費します。このような電力を待機時消費電力と呼びます。近年では、待機時消費電力が削減された家電製品が増えてきておりますが、このような待機時消費電力が意外にも多くの電力を消費しております。使わない時にプラグをコンセントから抜いても機能的に問題が無い機器については、プラグを抜くようにしましょう!
2.事業所でできる節電方法
(1)空調
- 設定温度をこまめに調整する。
(2)照明
- トイレ、給湯室、コピー室等の不使用時には消灯する。
- 昼休みには、業務に差し支えないスペースは消灯する。
- 昼間時の日光取り入れによる照明の間引きや在庫スペースだけの部分照明を行う。
- 屋内に設置している自動販売機の照明を消灯する。
(3)OA機器
- パソコンは、外出する時や退社する時には電源を切る。
- コピー機やプリンターを、退社時や長時間不使用時には電源を切る。
- コピー機やプリンターでの印刷は、必要最低限の枚数にする。
(4)エレベーター
- 近隣階への移動は階段を利用する。
ひとりひとりの心がけで地球温暖化を防止する事ができます。
地球を守るためにも、上手な電気の使用や無理のない範囲での節電にご協力くださいますようお願いいたします!